山内 隆広(学部3年)

2018年3月4日

ローズハルマン工科大学 中期派遣 最終報告書

2017年8月から2018年3月までローズハルマンに中期留学をしました。自分はアメリカの文化にあこがれていたこととローズハルマン(以下、ローズ)のハイレベルな授業を受けることで自分のエンジニアとしてのスキルを磨きたいという思いから留学を決心しました。

始めのうちはローズでの生活に慣れるのに手こずりました。例えば、カフェテリアの食事は口に合わなかったり、毎日課される課題で睡眠時間がバラバラになってしまったりなどと、アメリカでの食生活?ライフスタイルに加え、ローズで課される課題に生活を大きく左右させられました。

学習面では主にコミュニケーションにおいて苦労しました。ローズではグループワークが多いのですが、アメリカ人とグループを組むこともあればインド、中国などのアジア系の留学生と組むこともしばしばあります。自分以外がすべて同じ国籍の学生のチームに配属されたことも多々あり、英語の訛りや彼らとの価値観の違いに苦しみました。

しかし、こうした苦労を乗り越えられたのもローズでできた友達のおかげです。学習面や生活面などにおいて問題に直面した時、こちらで出来た友達の力を借り、乗り切ることができました。休日に友人と近所のカフェに集まり、課題に取り組んだのはいい思い出です。日本に帰国する直前までローズの友達と過ごせたのはとてもうれしかったです。

今回の留学を通して他人を見る目が変わったと感じました。ローズでは様々な価値化や背景を持った人達と出会う機会がたくさんあり、彼らから刺激を受けることで自分の世界を広げるいいチャンスになりました。留学して得た経験や価値観は目には見えませんが、自分の生き方を変え、将来に繋がる貴重なものだと思います。これからもローズで学んだ事を忘れずに、日々前進し続けていきたいと思います。

山内さん最終_P1.jpg 山内さん最終_P2.jpg

****************************************************************************************************************************************************************************************************

山内 隆広(学部3年)

2018年1月23日

ローズハルマン工科大学 中期派遣 中期報告書

私は学部3年の2017年8月半ばから半年間の予定で、現在ローズハルマン工科大学(RHIT)に留学しています。自分は少しアメリカかぶれな所があり、小さい頃からよく見ていたアメリカの漫画や映画に出てくる様な個性豊かな人たちが暮らす国に行ってみたいという憧れと、RHITのハイレベルな授業を英語で受けることで世界に通用するようなエンジニアとしてのスキル磨きがしたいという思いからこの留学プログラムに応募しました。

RHITでの生活では、アメリカ式のライフスタイルに慣れることに苦労しました。カフェテリアでの食事が口に合わず、つらい思いをしたことがしばしばありました。また、RHITの教授や大学のスタッフに質問をする際は、自分が人見知りである事に加え、すべて英語で伝えなければならないため緊張からストレスを感じる事さえありました。

生活面に加え、勉強面でも苦労をしました。留学して最初の学期で4年生の科目を取ったのですが授業に全くついていけず自分の英語力、エンジニアとしてのスキルの低さに絶望したことを覚えています。生活と勉強の苦労のダブルパンチはなかなか強烈でしたがこちらで出来た友達の力を借り、乗り切ることができました。休日に友人と近所のカフェに集まり、課題をしたのはいい思い出です。

長期休暇の間はインディアナポリスに旅行に行ったり、クリスマスにはニューヨーク観光、新年はパナマ人の友人の叔父の家でお祝いをし、ユダヤ教について学んだりととても刺激的な日々を送りました。ニューヨークでは急遽宿泊先を変更しなければならないことが起こったり、武装した警察を同市内で見かけたりと予想外の事が多々ありましたが、今となってはいい思い出です。

留学して一番印象的だったのは仲の良い友達とバーに行ったことです。冬休み前にローズの学生と近所のバーに行く機会があり、日本では全く会ったことの無い様な人の話を聞くことができました。2つ専攻を取っていて毎日がハードな学生、中国からRHITに留学したばかりで友達ができずに悩んでいる学生や長年付き合っていた人と別れ将来に悩んでいたレズビアンの方などの本音を聞くことができ、優秀なRHITの学生ですらも悩みはあるのだなぁと驚いた事を覚えています。こちらの学生はお互いにサポートし合い、共に困難を乗り越えて行くからこそ優秀なのだなと感じました。

今回の留学を通して他人を見る目が変わったと感じました。留学する前はあたかも受験期であるかの様に人を勉強ができる、できないで判断していました。そのためRHITに留学した当初は周りの学生の優秀さに圧倒され、劣等感に悩まされた時期すらありました。しかし、様々な価値観に触れていくにつれ、人間を図るものさしは一つでは無いと感じる様になり、他人の良さを多面的に捉えられるようになりました。他人と比較して落ち込むのではなく、自分は自分の問題点を一つ一つ解決していけばそれで良いという考え方をする事が大切であると私は思います。留学して得た経験や価値観は目には見えませんが自分の生き方を変え、将来に繋がるような貴重なものだと思います。これからもRHITで学んだ事を忘れずに日々前進を続けていきたいと思います。

RHIT_yamauchi.jpg 山内中間報告_P2.jpg

      RHITの友人達                   RHITのあるテレホート市の市役所