iREF-Search: より快適で使い易い情報探索を目指して

概要

一般的にデータは、オンラインショッピング、ヘルスケア、情報システムなど、それぞれの用途や状況に応じて形を変えます。そしてデータの価値は、見通しや適用手法を含め、ユーザの取り扱い方によって決まります。
本研究の目的は単純で、データから意味を見出し、ユーザにとって価値あるものにすること、そしてデータの中の情報から得られる恩恵を最大化することにあります。この理念を具体化させたものが、「iREF (Intelligent REnewable Framework)」というフレームワークです。これを利用することにより、大規模かつ異質な容量?速度?種類を有する情報を扱いながら、ユーザーに対して実用的な知見や情報、タイムリな支援を提供することが可能となります。
iREFには「I can refer something」という意味もあります。ここでの「何か(something)」とは、iREFで計算されるものを指します。また「Intelligent」とはフレームワークを強化するための計算上の手法の集合体を指します。「Renewable」とはデータやその関連から導かれるもの(例えばデータの前後関係や、ユーザエクスペリエンス)の処理を通じて、フレームワームが連続的に成長していくことを意味します。
技術的観点から見ると iREFはユーザに堅牢なエコシステムの構築を可能にさせます。開発当初においてiREFは、情報検索支援がその活用例の1つでした。そのため、このような検索エンジン(iREF-Search)は、既存のものよりもさらに快適で使い易い情報探索手法をいかに設計するかを実証するために活用されています。

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情報セキュリティ学講座